今までのあらすじ③
こんにちは。バイオリン工房アトリエVERNICEのikebuchiです。
約一ヶ月ぶりの更新です。大変お待たせしております。
前回は表板の製作までを書きましたので、
今回改造するバイオリンの出自について紹介を致します。
KARL HOFNER 型番18801
カールヘフナーと言えばドイツの超有名老舗楽器製造会社ですね!
バイオリンはもちろん、ギターやベースなどを世界中に販売する音楽をたしなむ人にはポピュラーな楽器メーカーです。最近は中国に工場があるとかないとか。詳しい会社概要はウィキペディアを参照してください。
さて、なぜこのバイオリンが私の手に廻って来たかは、確か前々回の記事に書いた通りです。
ただ、現物が古過ぎるのでインターネットで検索してもよく分かりません。
ラベルだけでは全く重要な情報など書かれているはずもなく。
その後あれこれ写真と記憶を思い起こしたら前々回の写真に重要な情報を発見しました!
はい、こちらです。
KARLHOFNERの上に何やら小さいシールがありますね。
これを拡大して反転させると
なにやらKH7と書かれているもよう(すいません、現在はこのシールは紛失しております。)
この情報を元にインターネットで検索した結果!!!
カールヘフナー#7X番台はバイオリン初心者向けの入門楽器!!!
らしいです。。
お値段も#7X番台はお手頃価格の定価6万円~8万円!!
らしいです。。。
京都の職人さんが10万円かけて直すのは無駄だと言ったのがよーくわかりますね!
これほんとにバロックバイオリンに改造してメルカリで売るなんて出来るんですかね!
ただ、#7X←の相場は出てくるものの、#7←Xなしの相場は出てこないもよう(悪あがき)
正直、この楽器を購入した方が亡くなってる以上、楽器のクオリティなどを判断した結果#7X番台の楽器として扱って問題ない!!(断定)
と言うわけでこのブログは、カールヘフナーの安価な楽器を改造すると言う内容だとご理解ください。。
つづく